熊本デザイン専門学校

ごあいさつ

ゴジラ!AI!デザイン!

内藤謙一
熊本デザイン専門学校 学校長 内藤 謙一

 昨年(2024)、映像の世界で大きなニュースがありました。
「GOZIRA-1. 0(2023)」が米国アカデミー賞特撮部門を日本映画として初受賞。スピルバーグ監督も絶賛したこの作品は、海外のSF超大作の1/10程度の制作費での栄冠も話題になりました。監督は「ALWAYS三丁目の夕日(2005)」「STAND BY ME ドラえもん(2014)」 などでも知られる山崎貴さん。彼は東京の某美術専門学校出身。20代の頃、日本映画を席巻していた故・伊丹十三監督から依頼され、作品に登場する幻想シーンをCG制作。この経験から映画の世界に足を踏み入れたそうです。 山崎氏が所属する映像制作会社㈱白組には本校の卒業生もヴィジュアルエフェクトデザイナーとして活躍中。本校は彼の将来にも大いに期待しています。

 映像の世界と同様に日進月歩のIT産業。このパンフ巻頭ページに紹介のAIスペシャリスト茶圓将裕さん〈(株)デジライズ代表〉は何と、SNSフォロワー13万人!本校の特別推薦者に就任いただきました。また昨年7月、熊本城ホールにて「最新生成AIトレンド」と題した講演を依頼。講演会後半には熊本市役所IT担当者、熊本日日新聞社の新ビジネス専門家との対談も実現。会場は本校学生・企業・報道関係者の熱気に包まれました。

 ご存知のように熊本では台湾の世界的半導体メーカーTSMC(菊陽町工場)が2024年末から操業開始、2027年には第二工場が稼働予定です。また工場周辺には有名企業の支店・営業所や商業施設が建設されています。新聞等では日本の人口減少時代に東京と並び地方都市では唯一、人口の増加エリアと報道されています。熊本県は将来、日本のシリコンバレーと呼ばれる時代が来るかもしれません。

 本校は時代の風をつかみ、新しい発想のデザイン教育を常に目指しています。

熊本デザイン専門学校 学校長 内藤 謙一